コミュニケーション

自己肯定感の人間関係と、それを脅かすものの圏外化

若い人たちの人間関係は、自己肯定感を維持するための基盤ですから、たとえ差し迫った切実な話題がなくても、コミュニケーションの場はつねに確保されていなければなりません。しかし、具体的な他者の反応に根拠を置くわけですから、その肯定感は相手しだい…

プッシュ型コミュニケーションの難しさ

近いうちに引越しを控えているので、引越しの一括見積りをとってみたところ、 そのすぐ後から、電話での連絡がものすごい。 特に、「電話での連絡を希望する」という項目のチェックボックスからは チェックマークを外しておいたにも関わらず、 ひどいところ…

ソーシャルメディアマーケティングにおける13の実践的アプローチ

"13 Pragmatic Social Media Marketing Approaches"という記事からヌキガキ。 各項目の内容については参照元の記事(リンク)をご参照のこと。 よくまとまっています。 共有可能なコンテンツ ソーシャルタグの装備(価値:高、コスト:低) 企業キャンペーン…

「気持ちが伝わるケータイメール術」

書店の一角、NHKのテキストが置かれている売り場で見つけました。気持ちが伝わるケータイメール術 (NHKまる得マガジン)作者: 日本放送協会,日本放送出版協会出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03メディア: ムック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含む…

サカモト教授のWebコミュニケーション

中学・高校時代の私が心酔しきった、 「世界のサカモト」坂本龍一がここにきて一気にCGMサービスを使った情報発信を開始。 Twitter Flickr YouTube 教授は現在約4年ぶりの全国ツアー中。

SNSの海外型/日本型

MySpace、Facebookなど、海外のSNSが日本に上陸してきているものの、 なかなか流行らないのは、海外SNSは「外向きの志向」をもつのに対し、 日本のSNSは「内向きの志向」をもっているから、とうまくまとめた記事がありました。 例えば、海外SNSを例にとって…

substraction(引き算)

週末にICCに行った際、ギャラリーショップで買った『InterCommunication』65号。 こっちにも少しさわりを書いたのですが、この号で休刊は結構残念。 今日はひとりでランチを食べながら、 佐藤雅彦氏とアーティストのアレクサンダー・ゲルマン氏の対談を読ん…

Webコミュニティのルールの自主形成

mixiでは日記は書くものの、コミュニティ活動はほとんどしていないのですが、 参加しているコミュニティのひとつで興味深い現象が起きています。 そのコミュニティは「笑っちゃダメな時に笑っちゃう」(リンク)。 最近、立て続けに不謹慎なトピックが立てら…

Perfumeはバイラル的に消費されている。

最近は軽々しく「バイラル」という言葉を使いたくないなあと思っていて、 というのも「バイラル・プロモーション」という言葉は半ば一般化してきたものの、 少し考えてみれば「バイラル」というのは「広まった」という結果であって、 事前から「バイラル・プ…

TransportationとCommunication (再)

業務の忙しさと、仕事用のブログの記事更新ばかりで、 こちらのブログの記事は更新がしばらく滞ってしまっていました。 さて、学生時代に『ミカドの肖像』を読んで以来、 その続編と位置づけられる『土地の神話』は手元には置いてあったものの まったく手付…

「少し多く繰り返す」

先週末に読んでいた『現代思想のパフォーマンス』という書物は、 現代思想に大きな足跡を残した6人の思想家の思考に触れ、その思考をいかにツールとして使うか、 というプラグマティックなものでした。 ジャック・ラカンの部分はやっぱり難しかったものの、…

『合コンの社会学』

最近、書店で目立つところにディスプレイされている『合コンの社会学』。 ものの2〜3時間でサラッと読めてしまいますが、面白い本でした。 著者は「合コン」というものを、一方で、恋愛結婚こそが幸福だとする 「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」に支配…

ケータイメールの規則

先程のエントリーで触れた研究グループの先行研究もまた興味深かったため ヌキガキしておきます。 ■藤ヶ谷綾香・西田公昭・古谷嘉一郎・浦光博 「携帯メールのコミュニケーション規則に関する研究」(2005年) (日本社会心理学会第46回大会発表、発表資料(…

ケータイメールでのコミュニケーション行動

二晩ほど、まともに寝ていなかったことが災いしてか、 昨晩、会社から帰宅する際のタクシーで携帯電話を失くしたようです。 タクシーセンターに問い合わせたりしながら、手は講じているのですが、 さすがにまだ見つかってはいません。 携帯電話というものは…

<私>というものの不思議さ

本日のバスタイムは、新刊の『欲望する脳』が好調な茂木健一郎氏の数年前の著書 『意識とはなにか』を読み始めました。 まだ前半を読んだ程度ですが、感覚と自我の結び付きなど、非常に示唆に富みます。 私たちの心の中で<あるもの>が<あるもの>としてあ…

TransportationとCommunication

土曜日の昼間、一気に本を10冊ばかり大人買いしたのですが、 土日の両日とも仕事でなかなか読書できず、ただ全く読まないのもいやなので、 この時間まで入浴しながら読書して、一冊読み終えました。 読んでいたの集英社新書の新刊『ハプスブルク帝国の情報メ…