空想の産物

タトリンの塔

部屋を片付けていたら、2年半くらい前にみたギャラリーでの展示のポストカードが出てきた。 竹中工務店の本店内の「Gallery A4」でやっていた「未構築」展で目にした「タトリンの塔」。 「未構築」展はMITの長倉威彦という先生による、 計画が頓挫して建設に…

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシン「デロリアン」

先日、ブログ界の一部では「勝手広告」なんて言葉が席巻しましたが、 YouTubeで目にしたこれなんかは、その最たるものでしょう。 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に現れるタイムマシン「デロリアン」の フェイクCMです。映画中のカットをうまくつな…

「音の地図」

私が地図というものに心惹かれてしまうのは、 それが作り手(あるいは見る者)が世界を把握する手段としたもので、 ということは極めて精神的な活動の産物だと思うからです。 であれば、世界の把握の表現というものは、 道順や物理的な距離というものだけに…

「トランプ暦」

『ソフィーの世界』の著者として有名なノルウェーの作家ヨースタイン・ゴルデルのそれに先立つ哲学的ファンタジー小説から「空想の産物」。まだ来年のカレンダーを用意してない人には、こういうのもいいかも知れません。「空想」といってもトランプを使えば…

「百科事典棒」

村上春樹の作品にあらわれる「空想の産物」。 「百科辞典棒というのはどこかの科学者が考えついた理論の遊びです。百科事典を楊枝一本に刻みこめるという説のことですな。どうするかわかりますか?」「わかりませんね」「簡単です。情報を、つまり百科事典の…