タトリンの塔

部屋を片付けていたら、2年半くらい前にみたギャラリーでの展示のポストカードが出てきた。
竹中工務店の本店内の「Gallery A4」でやっていた「未構築」展で目にした「タトリンの塔」。

「未構築」展はMITの長倉威彦という先生による、
計画が頓挫して建設に至らなかった歴史上の建築物「未構築=unbuilt」を再現したCG作品展。


なかでもこのウラジーミル・タトリンという帝政ロシアソ連期の建築家による塔が気に入り、
普段は買わないポストカードを買ったのでした。(カタログが販売されてなかったこともあり)


通称「タトリンの塔」と呼ばれるこの塔は正式には「第三インターナショナル記念塔」といい、
革命後のペトログラードに建設が予定されていたもの。
工業主義を称揚するかのようなこの非人間的な鉄塔のデザインに魅せられます。