地下鉄の広告、スペインと日本。

スペインの首都・マドリッドの地下鉄(Metro de Madrid)のTV-CMが
国内外の広告関連ブログ各所で話題になっています。
Metro de Madrid: "Transparente"
ガラス張りの地面越しに、地中を走る電車からの視点で、地上を眺めます。
この描き方がきれいというばかりではなく、
音楽とカメラのゆったりとしたスピードからは優しさが伝わってきます。


YouTubeでこの映像を探すしてみると、
他にもMetro de MadridのTV-CMが見つかったのですが、
こちらは地下鉄を舞台とした、やはり温かいストーリーになっています。


さて、日本に目を向けてみると、
宮崎あおい出演の「TOKYO HEART」と題した一連の東京メトロのCMも、
どこかそういう雰囲気というかテイストが共通しているように思えます。
東京メトロ「TOKYO HEART」(60sec.)

都市交通機関に求められるのは「安心感」。
そしてその「安心感」の先にあるのは、利用する都市生活者の「生活」。
それを描き出すと、内容としては、生活の「舞台・結節点」という表現、
そしてそれを描く視点としては生活者を「見守る」というようなところに
落ち着くのでしょう。


インフラならではのこのスケール感、好きです。


via DIGITAL DJ