年末年始の海外旅行

今年は暦の並びがいいので年末年始の連休は長く、
海外で年の変わり目を過ごそうという方々の出国ピークは早くも昨日だったそうです。


年末年始(12月19日〜来年1月5日)を海外で過ごす旅行客の出発が27日、成田空港でピークを迎えた。成田国際空港会社(NAA)の推計では、この日成田から出国するのは昨年の5,1464人より6,500人少ない約44,900人(13%減)。
円高で海外旅行需要が期待されるが、金融危機による景気後退が響き、家計の支出を抑え旅行を手控える傾向にあるという。
帰国のピークは1月3日と予測している。


朝日新聞, 2008年12月27日(夕刊)


年末年始の“連休”がスタートした27日、関西国際空港では海外に向かう人々の出国ラッシュが始まった。ただ景気後退の影響で例年より混雑は緩め。
(略)
関西国際空港会社の予測によると、12月26日から来年1月7日までに出国する人は、前年比5%減の約194,000人。今年は日並びが良く九連休を取得できる人が多いものの、景気後退の影響で二年連続で前年を下回る見込みとなった。


日本経済新聞, 2008年12月27日(大阪夕刊)

ウォン安が寄与して韓国への旅行者は増えているものの、
消費者の生活防衛意識は強く、正月を海外で、という需要は明らかに減っています。


「節約」ということで海外旅行から国内旅行へのシフトも少しはあったようですが、
それよりなにより「巣ごもり」が多いようです。


昨日、今日と都内の賑わう街をぶらぶらとしていたのですが、明らかにいつもとは人が少なく、
「巣ごもり」なのかなあと思い知らされました。