消費者

「保温家族」

博報堂生活総研から「日本の家族20年変化」と題した調査結果が発表されています。 博報堂生活総合研究所は、日本の家族の現状とその行く末を見極めることを目的に、1988年より10年ごとに、家族に関するアンケートを同一質問で実施し、日本の家族について研究…

定額給付金の「争奪戦」と「ニーズ」

全日空の「65歳以上なら国内線一律9,000円」という記事を見ながら 時期も時期なので、定額給付金の取り込みもあるのだろうか、と思う。 そこで、「定額給付金」を検索してみるとそこではすでに激しい争奪戦。 ハウスクリーニングに、旅行に、健康器具に、グ…

NHK「きょうの料理」が2人分ベースに。

先日、日経新聞の朝刊コラム「春秋」で見かけたのを忘れないようにヌキガキ。 NHKの長寿番組「きょうの料理」で使う食材の目安が4人分から2人分に変わるという。かの無頼の包丁人(引用者註:壇一雄)が聞けば仰天しそうだが、最近の国勢調査では一世帯の人…

EC利用のデヴァイスは所得によって差異

ネット通販利用、可処分所得が影響? 高いほどPC、低ければ携帯 パソコン経由の通販利用は可処分所得が高いほどヘビーユーザーに、携帯通販は逆に可処分所得が低いほどヘビーユーザーになる――。インターネット広告のセプテーニとネットエイジア(東京・港)…

世界の新興市場における日本製品の評価(博報堂調べ)

2008年度の博報堂「Global HABIT」調査から、 集計結果が個別テーマで切り出された形でがリリースされています(リンク PDF文書)。 北京やデリーなど世界の新興市場14都市で日本製品は、米国や欧州、韓国、中国の製品よりも非常に高いイメージを持たれてい…

「逆チョコ」に思うこと。

「待つより、いっそあげよう。」とコダ氏がいいことを言っているんですが、 その「逆チョコ」について。 森永製菓は、バレンタインデーに男性から女性へチョコレートを贈る新トレンド“逆チョコ”にちなんだ「逆」チョコレート3製品を2009年1月13日からバレン…

プランタン銀座×ヴァレンタイン

プランタン銀座がヴァレンタイン商戦にブロガーキャンペーンを行うようです。 プランタン、チョコ試食会にブロガー招待、バレンタイン口コミ期待 プランタン銀座(東京・中央)は14日、(略)「ブロガー」を招きバレンタインチョコレートの試食会を開く。ブ…

退職金の使途は、半数が前後1ヵ月に決定

マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によれば、 退職金の使途を決める時期は退職前後の1ヵ月に集中。同社は「日本では定年退職後の生活設計に関するアドバイザリーサービスが普及していない結果、退職間際まで使途を真剣に考える機会が提供されていない…

初売り。

一昨日の1月2日、買い物に出かけましたが、いつもの年程は混んでいないかなと思っていたら、 昨日の日経に「初売り低調」との見出し。 「節約」で初売り低調、新宿伊勢丹5%減、福袋は「実用型」が人気 百貨店、スーパー、家電量販店が1、2日に実施した初売…

“Recessionista”

金融危機の渦の中心に位置するUSで、少しずつ消費スタイルに変化が見られるという記事が 今朝の日経に掲載されていました。 景気後退の影響が広がる米国社会で、倹約志向が高まりつつある。借金を重ねてモノを買い続けるという旧来のライフスタイルを見直し…

年末年始の海外旅行

今年は暦の並びがいいので年末年始の連休は長く、 海外で年の変わり目を過ごそうという方々の出国ピークは早くも昨日だったそうです。 年末年始(12月19日〜来年1月5日)を海外で過ごす旅行客の出発が27日、成田空港でピークを迎えた。成田国際空港会社(NAA…

クリスマス消費。

休日だった昨日、消費者観察を兼ねて、というよりは専ら自らが消費者として、 新宿の高島屋へ行ったのですが、2Fで目にした宝飾品を買い求める若い人々の多さに 「百年に一度の不景気」というのは本当なのだろうかと思わざるを得ませんでした。 今年のクリス…

「掃除男」

本日の日経産業新聞1面より。 年末年始の大掃除をする人が着実に増えている。中でも男性は20代などの若者が伸び、60代以上など年配層を逆転している。ダスキンによると20代男性の特徴は、大掃除をする理由として女性などで一般的な「普段きれいにできない場…

「センセイ」と、「バズ」と、「大きな物語」の不在と、その他もろもろ。

昨日12/12付の日経MJ紙の一面は「『センセイ』をつかまえろ」と題した記事でした。 景気後退で商品の売れ行きが鈍るなか、幼稚園や病院の「センセイ」を通じて商品やブランドを売り込むマーケティング手法が広がってきた。節約志向で買い物に失敗したくない…

消費者意識とか、生活者目線とか。

本多さん([id:simplife:20081210:p3])がTwitterで終わらせずにわざわざエントリしてくれたので。 売れているものがあった場合、何故売れているかばかり考えずに、まずは乗っかってみる。ものすごい再生されているYouTubeの動画があるとしたら、何故流行っ…

プロダクトに規定される消費者意識

3連休、特に深夜の時間帯にオーストラリアのLCC・ジェットスター航空のCMを よく目にしました。 12月18日から成田発着便が就航するので、それに向けてのプロモーション。 このジェットスター、これまでの名古屋、関空発着便は好調だそうです。 海外に行きた…

ビックカメラの新サービス

今日の日経新聞(消費面)の記事で取り上げられていた ビックカメラの新サービスについて、すごく腹に落ちました。 家電配送に女性スタッフ――ビックカメラ 女性客向け ビックカメラは今月から、テレビや冷蔵庫など大型家電製品を買った女性向けに、運送会社…

9/18付 日経朝刊の気になった記事

新製品バトル:カレー鍋つゆ(新製品面) 新しい鍋料理のカレー鍋が人気だ。販売額ではちゃんこ鍋に迫る勢い。カレー最大手で八月に新規参入したハウス食品の「カレー鍋つゆ」が香りにこだわるのに対し、現在、カレー鍋つゆ市場の過半を占める永谷園の「カレ…

低成長期の小売戦略

マツモトキヨシ、雑貨専門店に参入 5年で100店舗目指す ドラッグストア最大手のマツモトキヨシは雑貨専門店に参入する。医薬品を一切取り扱わず、化粧品と美容雑貨を中心にした店舗で、年内に1号店を開業し、5 年後に100店に拡大する。食品や日用品の安売り…

環境生活者「GREEN CLASS」

博報堂生活総研から生活者の環境ライフスタイルに関するレポートが出ています。 サマリーレポート(PDF文書)によると、日本人の環境国民性について、 日本人は環境先進国と呼ばれる国の都市住民と比べても、高いレベルの地球温暖化への危機感、貢献意欲を持…

夏なのに消費意欲が上がらない。(追補)

電通から6月度の「消費実感調査」の結果が発表されています(参照:PDF文書)。 消費マインド指数は過去最低水準に近づき、更なる低下が懸念される 〜教養・カルチャーを除き支出意欲は前回と変わらないが、「メリハリ志向」は強まる傾向〜 ● 消費マインド指…

「コミュニケーションのためのコミュニケーション」はプロモーションより前から考える。

昨日読んでいた本は社会学者の鈴木謙介氏と電通消費者研究センターの共著『わたしたち消費』。 昨年末に同センターが「2007〜2008年の消費潮流」のキーワードとして発表した(参考:PDF文書) 「ネタ共振消費」の裏付けとなっている本。 特に新しいというわ…

夏なのに消費意欲が上がらない。

博報堂生活総合研究所の発表した今月の「消費意欲指数」。 2008年7月の消費意欲指数は先月から3.6ポイント増加し52.7点となりましたが、7月としては調査開始以来の最低値です。これで6月に続き2ヶ月連続で単月での最低値を記録したことになります。前年同月…

「みんなで化粧」

日経新聞に月1回付録されてくる「THE NIKKEI MAGAZINE」の7月号に 石鍋仁美編集委員の「『みんなで化粧』の構造変化」という記事が載っていました。 かつて化粧の動機は「たしなみ」から「モテるため」まで、義務の色が濃かった。だからこそ、化粧や髪のセッ…

モバイルが変えたもの。

デジタルサイネージ関連のブログ(リンク)に書かれていたのですが、 1.大型ビジョンはエリアの一等地にあって、待ち合わせのポイントでもあります。 2.待ち合わせの暇つぶしはみんな携帯いじってます。 3.だから携帯と大型ビジョンは親和性が高いんで…

博報堂生活総研「Green Class」

北海道・洞爺湖サミットも終わり、結局玉虫色の微妙な結果だったようですが、 おそらく環境への個人レベルの意識や企業の志向はまだまだ持続するでしょう。 博報堂生活総合研究所では「環境生活者の新モデル」を提唱しています。 私ども研究所では、暮らしの…

スターバックス、再度の値上げ

私のブレイクタイムの場所、スターバックスが原材料費の上昇により、 来週7月16日から値上げとのニュース。 そして今日の日経MJ紙には、 2月以降4ヶ月連続で既存店の売上高減という記事も掲載されていました。 マックのコーヒー強化にもよるとのこと。 コー…

博報堂生活総研 「未来ランキング調査」

博報堂生活総合研究所から「未来ランキング調査」(PDF資料)がリリースされています。 「生活者3,000人に聞いた2015年の未来観」の調査報告です。 特に、 夢見がちな男子に、現実的な女子。 ユビキタスを期待する楽観的な若年層に、環境を憂慮する悲観的な…

博報堂生活総研 「社会イシュー調査」

博報堂生活総合研究所から「社会イシュー調査」(PDF資料)がリリースされています。 現代を生きる人々が何を問題と感じているか、を調査、分析したものです。 大見出しによると 生活者が最重要視する社会問題は「地球温暖化」 "食や住環境の悪化"への不安が…

2008年は「手ごたえ経済」

博報堂生活総合研究所から「Research News 生活動力2008」が 昨日リリースされています。(PDF文書) 「生活動力」は、博報堂生活総研が毎年年初に発表しているもので、 アンケート調査結果から導いた「未来に向けた生活者のベクトル」。 要は消費傾向の予測…