急拡大するデジタル・サイネージ
シード・プランニングが1月6日に発表した国内デジタルサイネージ市場に関する調査によると、2008年の市場規模は560億円だった。同市場は急速に拡大しており、2015年には1兆円規模を超える可能性もあるとみる。
2008年における市場の内訳は、表示装置/サーバー/プレーヤなどのハードウエアや配信ソフトウエアの代金に通信回線費を加えた金額が311億円、ニュース/天気予報といった表示コンテンツの情報料、広告費、販売促進費などの合計が248億円。デジタルサイネージ市場の拡大要因は、薄型フラットディスプレイパネル(FPD)の低価格化や、配信ネットワークの多様化/低価格化にあると分析する。またデジタルサイネージ用パッケージソフトウエア普及などの影響で設置コストや運用コストが実用レベルに達したという。
nikkei BPnet, 2009年1月6日.
まだどこも初期投資段階といった感じでしょうが、
ネットワーク整備などがある程度進めばコンテンツ制作費・広告費が急拡大するでしょうね。
ただし、表示される情報のコンテクストとそのアテンションが重要ですから、
いかにディスプレイの飽和感を打破するコンテクストを用意できるか、などが課題です。