NYTが1面に広告掲載開始


昨年12月のトリビューン破綻が如実に物語っているように、
広告収入の減少にともなって新聞各社は経営危機にあり、危ぶまれています。

こうした環境下では、再編へと進んでいくのが自然ですが、
メディアの場合はまずは「魅力的な広告枠」を作り出すのもまた自然。


ただ、これは当座のしのぎのようなもので、本質的解決ではもちろんありません。


景気後退以来続く過去最悪の収益低下を受けて、本紙は1面にディスプレイ広告の掲載を始めることとした。これは新聞業界においてますます通例となってきている。
最初の広告はCBSのもので、5日(月曜)にカラー掲載される。この広告は、サイズは天地2.5インチ、左右は紙面いっぱいで、記事や記事要約の下に掲載される。(略)
これまで本紙は、1面最下部に2、3行のクラシファイド広告を時折掲載することはあった。また、数年前からは本紙中面の、各セクションの最初のページにディスプレイ広告を掲載している。
しかし、1面にディスプレイ広告を掲載することはしてこなかった。紙面の最も重要な記事欄への商業の侵入であるという見方が守旧派からは出てくるだろう。


NYTimes.com


via The Times to Sell Display Ads on the Front Page (NYTimes.com) thru メディア・パブ