初売り。

一昨日の1月2日、買い物に出かけましたが、いつもの年程は混んでいないかなと思っていたら、
昨日の日経に「初売り低調」との見出し。


「節約」で初売り低調、新宿伊勢丹5%減、福袋は「実用型」が人気
百貨店、スーパー、家電量販店が1、2日に実施した初売りは、これまで5年連続で過去最高を更新していた伊勢丹新宿本店(東京・新宿)の売上高が前年水準を割り込むなど低調だった。福袋は「野菜詰め放題」(西武百貨店池袋本店)など実用型に人気が集まり、格安店に衣替えしたセブン&アイグループのスーパーの客数も前年の倍に伸びた。節約志向は一段と強まっており、小売りの値下げ競争が加速しそうだ。


日本経済新聞, 2009年1月3日.

客足はあったものの、客単価はダウンということのようですね。
人気だった福袋は上記の「野菜詰め放題」の他、


西武池袋本店の一週間分の靴下やワイシャツを詰めた商品(二千―五千円程度)が開店と同時に完売。大丸東京店(東京・千代田)も食品や紳士雑貨で千円の福袋が好調だった

ということで、消費者は「買い物はするけれど節約、お得なものを」という傾向が見えます。
その結果、初売りの業績は


伊勢丹新宿店:▲5%(2日の売上高)
池袋パルコ:▲3%(1日の売上高)
三越日本橋本店:▲9%

といった具合。


百貨店は高コスト体質。
ここで顧客単価がダウンということで客数を増やす施策が望まれることと、
再々編への圧力が強まります。