反省:ブッシュの靴投げゲームについて。

先日同僚に教えてもらっておもしろがってエントリもした例のゲーム、
週末のニュースショーでも実際の事件と一緒に報じられていました。


しかしこのゲームと、報道のあり方は、
結局事実と証明のできなかった理由による戦争に巻き込まれた人々の怒りを
あまりに矮小化し、愚弄しているかに思えてきました。


けして「靴投げ」などで晴らされようもない彼らの怒りは、
あれほどにライトなゲームとしてデフォルメされてはならないし、
それを報道機関もおもしろおかしく伝えるような愚を犯してはなりません。



世界に憎悪と対立と暴力とをふんだんに撒き散らした政権が
幕を引こうとしていて、
「変化」を標榜する新政権にばかり注目は集められていますが、
現政権の行ってきたことが忘れられていいはずがない。


人はあまりに忘れやすく、あまりに踊らされやすい。


自戒の意味も込めて。


関連エントリ:「ジョージ W. ブッシュに靴を。」(2008年12月18日)