「アップル社に潜在する落とし穴」

「アップル社がジャーナリストをPRマシーンに仕立てる方法」というエントリが
よく読んでいるブログに上がっていて、気になりました。
構文上の問題で非常に読みにくい文章ですが、ヌキガキして拙訳(抄訳)。


先頃タイムズ紙に掲載されたスティーブ・ジョブズCEOに関する記事は、隙のないアップル社の広報戦略に潜む落とし穴について、正確な分析を行っている。記事ではジョブズのこんな発言に触れている。「あなたがたはわたし――スティーブ・ジョブズを傲慢な男だと思っていることでしょう。わたしはあなたがたをほとんどのことを誤解する嫌なやつらだと思っている」。以下、記事引用。


――アップル社について語られる多くの皮肉かつ矛盾のひとつは、同社はヒップで、オープンでクールなイメージを世界中にアピールする一方で、そのPR機関がIT業界の中でも最も秘密主義であるという点だ。

つまり、秘密主義を貫くにも関わらず、誤解した情報を伝えていると非難するジョブズ
やはり傲慢なんじゃないか、としているわけです。


確かに情報を限定すること(秘密主義)は、プロダクトが強い関心を集めている場合には
より好奇心を喚起するのだけれど、そうやって好奇心を煽ることが戦略であって、
しかも大衆の好奇心を反映してジャーナリストも彼らのまんまとPR戦略に乗っているわけだから
(それこそ彼らの「ジャーナリストをPRマシーンにする方法」なのですから)、
それに対しての上記のようなジョブズの発言はいただけません。


好意を持ってくれているファンは大事にしなくてはなりません。


via Boing Boing Gadgets