TEXTASY: ブロディ・ノイエンシュヴァンダー展

今日買った雑誌『Invitation』の最新号を流し読みしていて目に留まったページに
書かれていた企画展の情報。

ブロディ・ノイエンシュヴァンダーという人についてはまったく知りませんが、
カリグラファーとしてそのキャリアをはじめながら、
「現代の文化におけるカリグラフィについての根本的な疑問を抱くようになる。
カリグラフィとは何か? どのように使われるのか? どこへ向かうべきなのか?」。


そしてその後、さらに彼の問題意識は先鋭化するようです。


フランドルの言語と文化に触れたことは彼の作品に大きな影響を与えた。以降の彼の作品は、カリグラフィのスタンダードな定義をすべて、はるか後方に置き去りにしている。ペンの跡はたいていの作品に残るが、グラフィカルな文字、ひっかいた文字、線画、ペインティング、その他のイメージも使われている。彼の作品は複雑であり、見る者は種類の異なるさまざまな情報の統合を試みなければならない。「これはイメージなのか、それともテキストなのか?」という問いが絶えず投げかけられ、脱構築的な要素が確かにある。


非常に興味深い展示になりそうです。


TEXTASY: ブロディ・ノイエンシュヴァンダー展
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg
会期:2008年3月6日〜2008年3月31日
後援:ベルギー大使館、日本・ベルギー協会
Webサイト:http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/