「紙」の表現者

先号の巻末にあった次号予告で特集タイトルを見てから、気になっていたので、
コンビニで目にするなり購入した雑誌『Pen』の3/1号。


第一特集は
「手紙・アート・空間・プロダクト 知るほどに奥が深い、『紙』のぬくもり。」、
第二特集は
「使いやすさとデザインで選ぶ こだわりの鉛筆を一本。」、と
いずれの特集も私には刺さりまくりです。

もう、くまなく読むべきページばかりで、まだまだまったく読みきれませんが、
今号の特集で初めて知った素晴らしいアーティストが結構います。


ひとりは画家・池田学。大きな紙に細密画を描く画家です。
「方舟」(2005年)

1年も2年もかけてペンで描かれる彼の作品は、
きっと細部まで世界観が統一されているのだと思うと、飽きずに見てしまいそう。


もうひとりはデンマークのピーター・カルセン氏。
彼の作品はA4のコピー用紙を切り抜いて、カッターと糊とで立体化されます。
「振り返る Looking Back」(2006年)

しかし、重要なのは、立体化された部分だけではなく、
カッターで切り抜かれた紙に穿たれた穴もそうで、両方で作品が構成されています。


Pen (ペン) 2008年 3/1号 [雑誌]

Pen (ペン) 2008年 3/1号 [雑誌]