閑話休題:「首都大学東京」

首都大学東京」の広告を山手線の車中で見ていたとき、
その下にこの大学名の英語表記で書いてあったのを見たのですが、
それが"Tokyo Metropolitan University"。


首都大学東京」という言葉の並び、
というか後置修飾の構造が欧語風だと感じていたので、
もちろん英文表記は"Tokyo"がラストに来るものだと思っていました。


しかし、この"Tokyo Metropolitan University"というのは、
首都大の前身のひとつである都立大の英文表記を引き受けているそう。


しかし、この首都大学東京と同じく石原都政下で誕生したものに
新銀行東京」というのもありますが、なぜこう後置修飾なんだろう。


もともと日本語は前置修飾が普通の言葉。
あの都知事氏は、何か意図してああいう名前を是としたのでしょうか。
わかりかねます。


因みに「首都大学東京」は、
「国内に存在する全大学の中で校名の末尾に大学と付かない唯一の大学」、
そして[新銀行東京」は、
「日本の銀行で唯一『銀行』という単語が商号の末尾ではなく途中に入る」
だそうです。