「趣味人倶楽部」の広告手法
デモによってASEAN首脳会談が困難と報じる昨日の新聞に目を通していて気になった広告。
日経新聞の夕刊の1面にクラブツーリズムの広告(3段)と一緒に、
その左上に中高年向けSNS「趣味人倶楽部」(リンク)の広告(題字下)が掲載されています。
可処分所得が多めの中高年の「プライベート領域」に入り込むのに、
日本経済新聞の、それも土曜日の夕刊というのは巧みなメディアプランニングだと思います。
Webサイトの誘導って言ったって、興味を喚起させられればチャネルはまたぐことができる。
あくまで実感ですが、
ということがメディア選定の理由だと思うのですが、広告の配置もまたうまい。
題字下の「趣味人倶楽部」の広告は、SNSだとかターゲットにはわかりにくい言葉は使わずに、
まず「旅行代金が1%お得に!!」ということでアイキャッチを引いています。
1面を見渡すと、赤文字で級数も大きめなので目に飛び込んでくるこの広告文から始まって、
広告の接触者は以下のような動きをするかもしれません。
だいぶ理想的な動きですが、これで与えたい情報は大体伝えることができています。
そして誘導は検索も促す一方で、短く、なおかつ「SMCB」という「おや?」と思わせるURLなので
検索へ行かない人々も直打ちさせる仕組みというか、セーフティネットも施している。
広告接触者の行動をしっかりと見てプランニングがされていると思いました。