『エスクァイア 日本版』休刊へ

また雑誌がひとつ消えます。


ライフスタイル誌「エスクァイア日本版」が休刊へ――広告不況深刻化で
国内ライフスタイル誌の先駆けとして80年代から発行を続けてきた雑誌「エスクァイア日本版」が5月23日発売号をもって休刊することが明らかになった。同誌発行元でTSUTAYAグループのエスクァイア マガジン ジャパン(港区北青山1)が2月24日に発表した。
(略)
休刊の背景について同社は「さまざまなライフスタイルの提案という側面では一定の役割を果たした。昨今の金融情勢の悪化により、今後の広告不況の一層の深化を踏まえて早期に新たなスタートを切るべきだと判断した」などと説明。「休刊までの3号は従来にも増して内容に磨きをかけ、永久保存版となるような特大企画を構想中」(同社)としている。


シブヤ経済新聞, 2009年2月25日.

『Title』や『月刊プレイボーイ』など、
おもしろい特集記事を組む力のある素敵な雑誌がなくなっていくのはさびしい。


友人の紹介で『月刊プレイボーイ』の元編集者氏と交流させてもらってますが、
ご馳走になった折、「出版文化」という言葉が出てきて、その矜持を知りました。


もちろん「紙の本/雑誌」というカタチばかりが文化なのではなく、
あくまで「紙の本/雑誌」はそれを伝える媒体/媒介(メディア)なんですが、
「文化を担っている」という矜持心のあるメディアがなくなっていくことは
非常に残念なことだと思っています。


via シブヤ経済新聞