「家電芸人」の消費期限

NBonlineの須田伸さんの連載記事からヌキガキ。


(「アメトーーク」で「家電芸人」が誕生する背景として必須だったのは)「家電メーカーが番組スポンサーにいない」ことでした。当然ながら、もし家電メーカーがスポンサーにいれば、その会社の商品を褒めることはできてもイマイチなポイントを指摘することや、競合他社商品を賞賛することは難しいからです。
しかし今や大人気になった「家電芸人」は、家電メーカーと広告契約を結び始めています。「広告主不在」という「家電トーク」の必要条件が満たされなくなるわけで、おそらく「家電芸人ブーム」はもうすぐ終わるでしょう。


Web2.0(笑)の広告学, NBonline, 2009年1月20日.

「家電芸人」がクローズアップされているからといって、
彼らはフリーな(ニュートラルな)立場で、あるいは個人的な思い入れを語ってこそ、
「家電芸人」というポジションが成り立っていたのですが、
須田さんのおっしゃる通り、これを追い風に広告契約を取ってしまっては元も子も…。


あるいはここには、企業のマーケティングにおけるブロガーの使い方についても、
反面教師として意識するべきことが示唆されていますね。


そして、広告は「広告として受け取られる」というバイアスがあるという当然なことを、
私たちはあらためて意識する必要があります。


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