世界の新興市場における日本製品の評価(博報堂調べ)

2008年度の博報堂「Global HABIT」調査から、
集計結果が個別テーマで切り出された形でがリリースされています(リンク PDF文書)。


北京やデリーなど世界の新興市場14都市で日本製品は、米国や欧州、韓国、中国の製品よりも非常に高いイメージを持たれている――。このような調査結果が、博報堂が1月15日に発表した「日本製品に対する各国のイメージ」で明らかになっている。
同社の調査によれば、「高品質な製品」「活気や勢いを感じる」「カッコイイ/センスがいい」「価格に見合う価値がある」「明確な個性や特徴がある」「楽しい」――の全6項目の総合評価において、「活気や勢いを感じる」を除いた5項目で日本製品が1位となっている。


CNET Japan, 2009年1月15日.


このリリース内容の主題も興味深くはあるものの、
参考で載せられた「日本HABIT2008調査」の結果も気になります。


新興市場においては「活気・勢い」で韓国製品に次ぐ2位に甘んじた他は、
いずれの項目においても1位という結果になっている日本製品ですが、
国内では、

  • 高品質な製品:1位
  • カッコイイ/センスがいい:3位(1位 欧州製、2位 米国製)
  • 明確な個性や特徴がある:3位(1位 欧州製、2位 米国製)
  • 楽しい:2位(1位 米国製)
  • 活気や勢いを感じる:2位(1位 米国製)
  • 価格に見合う価値がある:1位

という評価になっているところ。


まだ、韓国製品・中国製品には優位性を持っているようですが、
欧州・米国製品に対してはまだどこかコンプレックスを持っているのかも知れません。


あと、携帯電話端末で海外市場に参入を発表したメーカーさんもありますが、
スマートフォンの強そうな海外市場で、いかにこのイメージを活かせるか、ですね。


Link:博報堂 ニュースリリース(PDF)
via CNET Japan