エリアターゲティング


ケータイにおける位置連動型広告は、パソコンのエリアターゲティング広告と比べて進化する余地は大きい。例えば、mediba(東京都港区)が提供している「ナビゲーションアド」のように、「告げる」だけでなく広告主店舗までGPSでユーザーを誘導する広告はパソコンでは到底実現できない。
また、シリウステクノロジーズ執行役員アドローカル事業部事業部長兼メディアアライアンスグループマネージャーの三好雅士氏は「いまのケータイの位置連動型広告はあくまで現在地ターゲティングにすぎない」と指摘する。なぜ“そこ”にいるのか。会社の所在地なのか、よく遊びに行くエリアなのか、それともたまたまなのか。こうした状況から推測されるユーザーの心理・興味などによって、配信すべき広告は異なってくる。


『日経ネットマーケティング』2008年10月号, p.16.