低成長期の小売戦略


マツモトキヨシ、雑貨専門店に参入 5年で100店舗目指す
ドラッグストア最大手のマツモトキヨシは雑貨専門店に参入する。医薬品を一切取り扱わず、化粧品と美容雑貨を中心にした店舗で、年内に1号店を開業し、5 年後に100店に拡大する。食品や日用品の安売りで急成長を遂げたドラッグストア業界だが、規制緩和による新規参入で主力とする医薬品販売を巡る競争が今後激化する見通し。マツキヨは女性の需要が根強い化粧品や美容雑貨の分野を強化し、環境激変に備える。


日本経済新聞(朝刊), 2008年8月11日.

売店の店舗展開戦略がとてもスピーディー。
昨日の新聞にも「セブン&アイ、食品スーパー3割増 450億円投じ300店に」と
記事が出ていましたし。
景気の低成長期には、すばやく収益の構成を変えていく対処する必要があるんですね。


ちなみにマツキヨは、


新型店の名称からは安売りのイメージが強い「マツモトキヨシ」の文字を外し、安売り販売もしない方針

とのことで、顧客単価を上げることで利益を確保しようとしていますね。