博報堂生活総研 「社会イシュー調査」

博報堂生活総合研究所から「社会イシュー調査」(PDF資料)がリリースされています。
現代を生きる人々が何を問題と感じているか、を調査、分析したものです。


大見出しによると


生活者が最重要視する社会問題は「地球温暖化
"食や住環境の悪化"への不安が9割以上、"格差問題"への不安は低傾向に。
自らが改善に関与したい問題は、1位地球温暖化の進展」 86.6%
2位「生活環境の汚染」 83.7%、3位「食料自給率の低下」 71.8%。
とのこと。


要旨でも「最重要イシュー」、「不安喚起イシュー」、「他人事イシュー」とおもしろく
分類されているのですが、これも結構正鵠を射ているように思えます。
そしてそれが上の「自ら改善に関与したい問題」に強く反映されているようにも思います。
地球温暖化」「生活環境汚染」「食料自給率低下」はいずれも社会問題であるものの、
どれも「自分」に影響を及ぼしうるものですからね。


一方で「低傾向」化しているという「格差問題」は「自分事」でない人にとっては、
改善のために関与しなくてもいい問題、という意識が如実に捉えられている調査結果です。