東洋画アニメーション

前職の頃、ある案件で企画するための材料を集めていた時に、
一風変わったアニメーション手法をいろいろと調べていたことがあります。


そのなかで、絵画という「静止画」に動きをつけたものを結構目にしました。


もちろん「アニメーション」というもの自体、
「静止画を動かす」という意志に基づいた試みによる表現なんだけれど、
解決手法は「静止画」を集めて動いているように見せるという方法だから、
「アニメーション」の欲望が、即座に「絵画」に動きを与えるということに
つながるわけではなく、それは新しい試みであると言えると私は思います。


先日、会社の人からTOKYOデザイナーズウィークで、
チームラボが水墨画をアニメーションさせた作品を見たということを聞いて
興味をそそられたんですが、その作品に関する情報は集められず、
ただ、代わりに同様に気になる動画を見つけました。

こうやって東洋絵画に動きがついて、奥行きをもつととても不安定な感じというか、
そんな感じを覚えるのですが、それがとても魅力的。
この作品でも、鯉の描き方がとても美しいです。