Twitter for a day (Oct. 04, 2009)

  • 00:13  ラストに近づいて、かつての平野啓一郎のような文体がよみがえってきている。「夜の緻密な闇に一晩かけて濾過されて、静かに滴っているような清々しい空気が、気管を潜り抜け、胚を膨らませる度に、全身の血の色を鮮やかにするようだった」(『ドーン』p.464)
  • 00:58  『ドーン』読了。アクチュアルかつ文学性も高い作品でした。内省と恢復の物語。「個人 individual」は一貫性のあるものではなく相手や環境に応じた「分人 dividual」の統合されたものという考えが土台になってるのもおもしろい。自分のなかの「ディヴ」について考えてみよう。
  • 01:09  本も読み終えたところでTSUTAYAにCD返しにきた。渋谷のTSUTAYAはこの時間でも同僚に会いますね。向かいしなすれ違ったアメ車のカブリオレが鳴らしていた懐かしいマライア・キャリーの曲に触発されて、iPhoneで『Fantasy』聴いてる。
  • 12:09  オフィス。先に仕事を片付けることにした。資料を完成させて14時くらいには会社を出たい。
  • 13:43  資料作成終了。会社を出てこれを見に行く。 http://bit.ly/1eutyD
  • 13:56  何か小説を読みたいのだけれど、このあいだ買ったオーウェルの『1984』って気分でもなく、もっと感覚的で、日本の現代小説が読みたかったから本棚から『TOKYOデシベル』を持って来た。辻仁成の短編集。 http://yfrog.com/5eqxwvj
  • 14:38  http://bit.ly/18CRvA http://yfrog.com/5mbxij
  • 16:09  新美術館の「光」展はよかった。たっぷりメモをとりながら鑑賞。 @takabos も来てたみたいだけどニアミス。天気も良いから乃木坂から外苑東通りを抜けて歩いて戻ろうかな。
  • 20:08  「『環状線の内側は深夜になると潮が満ちて海の中に沈んでしまうのよ。知ってた? 皇居も、神宮球場も、代々木公園もみんな海の中に沈んじゃうんだから。新宿の高層ビルの先端だけがまるで急難ブイのように顔を出すだけなの』」(「音の地図」, 『TOKYOデシベル』p.120)
  • 23:01  短編小説を読み続ける。辻仁成『明日の約束』。

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