メディア的遊戯をしているフジテレビのドラマ
最近はあまりテレビドラマを見ている時間がないのだけれど、
偶然見たふたつのフジテレビのドラマはとてもおもしろいと思います。
どちらもメディアの違和感が際立たせているように感じます。
『33分探偵』
堂本剛主演の擬サスペンスドラマ。
「5分で解決できる事件を無理矢理33分もたせる」という
テレビの放送枠の都合を逆手に取って作られたドラマ。
メディアはコンテンツを規定する、という真理を意図して曝しています。
水川あさみがかわいいだけじゃなく、いい演技をしています。
Link:「33分探偵」(フジテレビ)
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『スミレ 16歳!!』
『週刊少年マガジン』に連載されていたコミックの実写化。
設定があまりにシュールで、主人公の四谷スミレは一見普通の女子高生、
でも本当は腹話術人形で、いつも怪しい男が操っている、というもの。
「一見普通の女子高生」と「本当は腹話術人形」を両立させるのは、
マンガではできたとしても、実写ドラマじゃきついだろう、という壁を
乗り越えています。
かなり撮影は大変でしょうね。
同じシーンを女優と人形とで撮ったりもしているでしょうし。
事前にかなり細かくカット割を考えないと、取りこぼしも出そう。
ちなみに主題歌はPerfumeの「セラミックガール」。
確かに主人公はセラミック製のガール。
Perfumeというセラミックライクなガールズはマッチしています。
Link:「スミレ 16歳!!」(マーベラスエンターテイメント)
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